高校情報Ⅰ・Ⅱ動画教科書/情報処理技術者試験対策

高校情報Ⅰ・Ⅱ動画教科書/情報処理技術者試験対策 勉強方法などを紹介 これから受験するにあたっての勉強工程を紹介

【一発合格】システムアーキテクト試験勉強法 令和2年試験に向けての~過去問動画解説~

 システムアーキテクト試験一発合格しました。

これから受けられる方へ勉強法について共有できたらいいなと思って投稿しますおねがい

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しかも合格率12.7%!!(例年15%以下)全区分の中で最も低いびっくり

 

システムアーキテクト試験は例年全区分の中でも低い合格率であることが言われています。

 

さらに応用情報まで合格している人が受ける試験なので

ですので取得したら

めちゃめちゃ優秀として見られる!

まぁ私はさておき、

周りで高度区分を二つ以上持っている人は、例外なく頭いい(自頭が切れるというか)のが私のシステム業界での経験で入れえることです。

 

 

 

次受験される方の為 

試験・論文対策、おすすめテキスト問題集を情報共有します。

 

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システムアーキテクト試験ドットコム〜午後の突破口 論文/記述対策〜

 

【今回合格率】

※2017年ですが2020年現在の合格率も記載しますー
 12.7%(合格者/受験者(応募者) 703人/5539人(8678人))

  ※情報処理試験の中で最も合格率の低い試験の様です。
 

 参考 直近合格率

 2013年 14.1%

 2014年 15.0%

 2015年 13.2%

 2016年 13.9%

 2017年 12.7%

 2018年 12.6%

 2019年 15.3%

 

【得点分布詳細】
 
 

 

今回、午前Ⅱが難しかったと思っていましたが、

突破率は8割近くで思ったより高かったです。

 

単純に私自身、応用情報技術者の復習を怠ったのが64点とギリギリになった

原因だと思っていますえーん

 

午前Ⅱでも応用情報から問題が何問も出るので

受験される方は応用情報技術者の午前問題を復習を忘れずに!しょんぼり

 

 

午後Ⅰもギリギリでしたが、突破率の高さで救われた感じです。

 

例年午後1の突破率は6割程度なので、ちゃんと対策をしていれば突破できる感じです。

 

 

論文はプロジェクトマネージャ試験でかなり勉強していたので

テクニック的なものは全区分で共通的に使えると実感しました。


【受験対象者像】


 一言で言えば、アプリケーション要件定義・設計をメインで行う
 「システムエンジニア」の最上級資格になります。

 旧名称が「アプリケーションエンジニア」で
 要件定義、基本設計、総合試験フェーズのアプリケーション業務設計に対する考え方が問われます。
 
 前回のプロジェクトマネージャ試験と違い
 私自身10年近く要件定義~基本設計、総合テストを中心に携わっているので
 今の自分自身に最もマッチした資格であるため受験しました。

 論文・長文読解もあるため、文系的要素が濃いです。

 本来の流れは
 応用情報⇒システムアーキテクトorスペシャリスト系⇒プロジェクトマネージャですが
 年1回しか行われないため、タイミングの関係でプロマネが先になりました。

システムアーキテクト概要(IPAサイト)
  https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sa.html

 


【勉強するにあたって】


 勉強の基礎ベースとなるのが、応用情報技術者試験の知識となります。
 
  前回のプロジェクトマネージャ試験時は250時間勉強時間確保できましたが
 今回は業務が多忙(毎週日曜日出社、21-22時まで業務の日々)だったため、
 トータル50時間程度しか勉強時間が取れませんでした。

  来年取得目標にしていたところもあり、午前敗退にならないように午前Ⅱを中心に勉強しました。
 
  午後は業務経験重視の傾向があり、覚えることは情報処理試験の中で最も少ない感じです。

【出題形式・合格基準・概略】


 すべて基準点以上で合格となる(60点以上、論文はA評価)
  「午前」は応用情報技術者レベルの基礎知識問題(足切り試験)
  「午後」は専門分野の長文読解、論文(難関)

 

 

  午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 9:30~10:20
(50分)
10:50~11:30
(40分)
12:30~14:00
(90分)
14:30~16:30
(120分)
出題形式 多肢選択式
(四肢択一)
多肢選択式
(四肢択一)
記述式 論述式
出題数
解答数
出題数:30問
解答数:30問
出題数:25問
解答数:25問
出題数:4問
解答数:2問
出題数:3問
解答数:1問

    ※IPAホームページより抜粋

 

 ・午前Ⅰ(50分 30問(四肢択一)
   応用情報技術者午前の問題から抜粋して出題される
   応用情報合格者・過去高度区分で午前Ⅰに合格している人は2年間免除
   
 ・午前Ⅱ(40分 25問 (四肢択一)
   システムアーキテクト基礎知識
   応用情報午前問題過去3年分(500問程度)+過去問の答え(200問程度)さえ暗記していれば、
   楽に突破できる(今回も7割以上の方が突破)

 ・午後Ⅰ(90分 3問の内2問を選択)
   1題目当たりに設問が6~9題あり、記述式で解答する。
   「現行システムの現状⇒問題点⇒新システムの要件⇒設計」という流れで文書構成されている

   出題数が少ないので設問1つ当たりの配点が非常に高い
   問題の本文が長文で時間内に解くには訓練が必要です。

     応用情報 午後 システムアーキテクチャーの更なる応用版?

  ・午後Ⅱ(120分 2問の内1問を選択し論述)
   出題されている論旨に即した文書を手書きで2,500字~3,000字(原稿用紙7枚程度)で論述する
   論述内容を頭の中で考える時間は15分に抑えないと、時間切れになる可能性が高い

   今回はシステムアーキテクトとしての論文なので
   プロジェクトリーダ、チームリーダ観点でプロジェクトマネージャの指示を受けて
   実際の作業(顧客調整、設計)を行う立場で論述しなければいけない。
 
 □実際の問題
   https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2017h29.html#29aki

【勉強方法・感想】

 システムエンジニアの上級資格にもかかわらず、
 インターネット上の対策サイトは非常に少ないのが実情です。
 (午後Ⅱ論文に苦手意識がある方が多いようです)

 ◆午前Ⅰ(択一)


  プロジェクトマネージャ試験合格の為、2年間免除

 

  プロジェクトマネージャに合格しているので今回も免除だけど、

  免除資格を取得したときの勉強方法について展開します。

 

   -応用情報技術者ドットコム

  詳細解説まで網羅しています

http://www.ap-siken.com/

   -youtubeでの動画学習(無料)

   わくわくスタディワールド関係がおすすめ

 

わくわくスタディワールド動画

 

  -応用情報技術者過去問スマホアプリ(無料)

  昔と違って今は、youtubeで無料で応用情報技術者(基本情報含む)の動画解説を掲載している会社があります。
  ※たぶん、午前を無料(広告代わり)にして、午後対策講座で受講生を集める戦略だとは思いますが。

 

かなりのクオリティなので午前対策としては、本を読んで理解するより、この動画解説の方が分かりやすいし効率的です。
応用情報技術者午前過去5年分(400問程度)を電車の中など空き時間を見つけて学習しました。

 

後は応用情報の午前対策問題集

 

 

 

 高度試験専用の午前対策問題集もあります。

情報処理教科書 高度試験午前Ⅰ、Ⅱ2017年版

 

 ◆午前Ⅱ(択一)
  -システムアーキテクト午前過去問スマホアプリ(無料)
  午前Ⅱ過去5年分の答え覚えておけば、突破できるはずが
  今回は応用情報の過去問の割合が多かったため、64点でぎりぎりでした。
  (システムアーキテクトとしての過去問題は全問正解)
 
  応用情報の過去3年分の午前問題(500問)の確認はしておくべきだったと思ってます(時間がとれなかったので今回まったく復習せず)

 

プロジェクトマネージャ試験に合格したこともあり(一年前に午前免除資格を取得済みというのもありますが) 今回はここからの勉強です。

プロジェクトマネージャ試験は2回目で合格しましたが、(プロジェクトマネージャの)午前Ⅱは1回目80点⇒2回目64点と下がってしまいました。

これは、1年目は応用情報の勉強もしてたこともあり、応用情報処理の試験からも難題も出題されたからです。2年目は1年目で午前免除資格を取得したこともあり、午前1の勉強をしなかったこともあります。

 

ということで、範囲がかぶっている部分も合わせて午前1の勉強もしておくことをおすすめします。

 

まずは無料スマートフォンアプリ

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10年前からは考えられませんでしたが、今はスマートフォンアプリが無料で提供されてますので、電車など通勤時間の空き時間を使って、勉強できます。

 

午前Ⅱは暗記科目でシステムアーキテクトもプロジェクトマネージャ試験同様に過去問のオンパレードなので、まずはスマートフォンアプリで答えを暗記するということが大切です。

 

 システムアーキテクト専用の午前問題集も発売されていますが、ちょっと古いです。。

プロジェクトマネージャの時も以下の問題集を買いましたが、なくてもよかったかな(上記に挙げた方法で必要十分だった)

 

 


 ◆午後Ⅰ(記述式)
  現行システムの問題点⇒新システムの要件⇒設計作業 の文書を一通り読んで
  問題に答えていく感じです。

    主に「平成29年度 システムアーキテクト合格教本」を使用

  過去4年分の過去問を1回ずつといた程度です。
  (プロジェクトマネージャは過去20年分を4回やりましたが、、)

  初学の状態でも5~6割(ボーダライン近く)の正答率でした。
  長年業務設計ばっかりやっているので、何気に普段の業務で応用力がついたのかと思っています。

  言い換えれば、設計業務と直結している(業務に役に立つ)資格試験だと感じています。

  過去、私と同じプロジェクトで、お客様からのサービス仕様書を元に
  要件定義やデータモデリングを一緒にやっていた方は、
  初学でもボーダに近い点数が取れると思います。
  (実際に50~70点の間に全体の7割が固まっています)

  今回は問1(保険会社のマイナンバーシステム構築)、
  問3(役所の勤怠管理システムの構築)の問題を選択。

  業務知識が無くても、国語力(本文中から答えを探す)で何とかなる問題も多々ありました。

 

システムアーキテクトの午後Ⅰにおいても国語的な要素が強く

短時間で要点を把握する能力(45分で1問解き終わるスピード)

が大切になってきます。

 

短時間で確実に正答を導ける訓練の為に有効と思われる問題集・テキストについて紹介します。

 

★おすすめ動画対策講座

システムアーキテクト試験午後の突破口(突破口ドットコム)

 

toppakou.com

 

売上No1ということもあり、テキスト的な部分と問題集的な部分とがバランスよく配置されています。

午後Ⅰ、午後Ⅱ両方に対応していて、午後対策をするうえではなくてはならないテキストの1つであるといえます。

 

 システムアーキテクト試験ドットコム〜午後の突破口 論文/記述対策〜

 

 

 

 

 上記のシステムアーキテクトの教科書と並ぶテキストになります。

上記のテキストと見比べて自分に合った方を選ぶ方がいいでしょう

時間がある方は両方やるとライバルに差をつけられると思います。

 

 

 

 

 今まで紹介したものはテキストを兼ねていましたが、純粋に過去問を解きたい(詳細な解説が知りたい)という方には以下の問題集がおすすめです。

 

 ◆午後Ⅱ(論述)
  プロジェクトマネージャ試験で論文のイロハは100時間以上勉強していたので
  論文サンプルを10本読んだ程度。

  論文試験はコツさえつかめば実は簡単
   ・実際の要件定義・設計作業を行うシステムアーキテクト目線で書くこと
   ・求められていることから、逸脱していないこと
   ・字数不足でないこと(今回も2時間常に書き続けてました⇒手が馬鹿になるほど辛い)  
   ・経験したことのアピールが大切なので、具体的な数値を使って、リアル感を出すこと

  を守ればA判定になります。

  今回は、
 『非機能要件についてどのように顧客と要件定義工程でつめていったのか?』
  という設問でしたので、過去に経験した案件の内容をベースに論述しました。
   
  使っている数値はその場で思いついた適当なそれっぽい数値で
  半分はその場で思いついた(論旨に従った)想像の世界です。

  【論述内容の概略】
   以下のような内容を10分位で頭の中で整理して
   2500字に膨らませて論述

     ◇背景と現状の問題点
   ・情報通信機器販売会社 顧客管理システム再構築
   ・窓口の待ち時間が2時間になる場合がある
   ・料金プラン変更レベルでも2時間待たされ、顧客から苦情が来ている
       ・度重なる開発で保守性が著しく低下している(商用故障が多発)
   ・顧客流出につながるため、顧客管理システムを再構築
   
   ◇新システムの内容・目的(非機能要件)
   ・タブレット端末を導入し簡単な料金プラン変更などはオペレータ待ちしなくても
    お客様自身でタブレットを操作できるシステムを構築
   ・オペレータの通常業務の効率化
   ・保守性の高い構造設計を行い、現行の20%経費削減
   ・登録ボタンを押したあとの処理が現状1分⇒10秒に短縮させる
    
   ◇非機能要件の詳細(最も重要)
    ※非機能要件はこれ以外にも沢山ありますが、書きやすい内容で記載

    ■操作性
     窓口に来たお客様自身で操作するので、直感的にわかるビジュアル
     ⇒プロトタイピングモデルを行い操作性を確認
      予算の都合で全132画面中10画面に絞る(数値は適当)
     ⇒一般ユーザのモニタ試験を行い意見を集める(お年寄りでも操作可能であること)

    ■保守性
     データモデリング(構造化)
     複雑な業務判定をエクセルの2次元マトリクスで設計し
     それをXMLの別コンテンツとして切り出す
    (複雑な判定論理をロジックに持たず、設計マトリクスをそのまま実装資産として流用)

    ■性能
     ハードウェア増強⇒要件を満たすには2000万かかるが
     30秒短縮でお客様と合意(予算と要件のトレードオフ

    ■セキュリティ
     もし、個人情報が見られたら経営問題になる
     CRUD図でアクセスコントロールについて顧客と綿密に意識合わせする
     ※APサーバ、DBサーバは窓口オペレータと同じものを使うため

    ◇結果
    プロジェクトは成功し、
    2015年顧客満足度1位に輝き、経営層からも高い評価を受けた。

 

 

 

高度区分で「論文」があるからと当試験区分を避ける方が多いと思いますが、

論文は論文のイロハと引き出しを増やせれば、得意分野になる可能性の高いものです。

 

私自身、はじめ論文例を見たときは、「こんなの自分にかけない」と思いましたが、

実はいかに論文を作成するうえでの「部品」(モジュール)をたくさん集めるかということにあります。

つまり、暗記科目の一つだとおもっても過言ではないといえます。

 

モジュールを増やす方法は、以下の方法になります。

・午後Ⅰ問題から論文に使えそうなネタを集める

・過去の午後Ⅱの論文で問われている内容を把握して、サンプル論文で自分自身のモジュールにできそうな部分を集めていく

 

モジュール集めで使えるテキストはいかになります。

論文対策の専用の本になります。

合う論文合わない論文があると思うので、自分に合ったものを抜粋してください。

また、文書をそのまま覚えるのではなく、部品として使えるようにモジュール化して自分自身の「モジュールノート」を作成するといいでしょう。  

システムアーキテクト 合格論文事例集 第4版 (論文事例集シリーズ)

システムアーキテクト 合格論文事例集 第4版 (論文事例集シリーズ)

 

 

 こちらは、先程紹介した本ですが、論文についても詳細解説があります。 

情報処理教科書 システムアーキテクト 2017年版

情報処理教科書 システムアーキテクト 2017年版



【まとめ】
 今回は、業務が多忙の為、勉強時間はかなり少なかったですが、
 これまで携わったプロジェクトの経験自体が実践的な勉強時間になったと感じています。

 要件定義(お客様調整)~基本設計工程をメインで行っている方にはお勧めできる資格です。

 

toppakou.com

 

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